化石記録に伴う問題

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化石記録に伴う問題 - 科学者の意見は？
作家Luther Sunderland(ルーサー・サンディランド)は化石の記録には問題が伴うと知って、トップクラスの博物館に明確な回答を求める決意をしました。アメリカン博物館、シカゴにあるフィールド自然史博物館、ブリティシュ自然史博物館を含む五つの博物館のその道の専門家たちと会談した結果、全ての博物館の専門家、責任者は、植物、または動物が他の種類に移行する過渡期の化石の証拠を提供することができなかった。¹

ブリティシュ自然史博物館の化石収集は世界一の規模を誇ります。五つの博物館関係者の中でも、サンダーランドは信望ある化学ジャーナル誌の編集者でありブリティシュ博物館の古生物学者の先達でもあるドクター・コリン・パターソン（ Colin Patterson）と会談しました。パターソンは化石の記録に関して最も熟知していることで名高い専門家です。しかしこの面接でパターソンはマクロ進化の変遷を確証できなかっただけでなく現にブリディシュ自然史博物館から“進化論”についての本を出版しています。彼の本に、どうして過渡期の化石の写真が載っていないのか、と尋ねると、パターソンはこのように答えました：

…私の著書の中に進化の実例はない、と言うあなたの意見に全く同意します。もしそのような化石があると知っているなら勿論本に載せています。以前はアーティストが変化して行く生物の様子を視覚化して描いていました。しかしそのような情報を一体どこから持って来れば良いのですか？アーティストに任かせて進化の過程を描いてもらうなど読者を欺くことになるので、はっきり言ってそのような情報を提供することはできません。私はこの教科書を4年前に執筆しました。もし今執筆するならば、前とは違った教科書になると思います。徐々に進化した、と言う説はダーウィンの権限ではなく概念であると私は信じます。しかし私の理解する遺伝学からそうせざるを得ないのです。今のところGouldやアメリカン博物館当局が、過渡期の化石の証拠はないというなら反論するのは難しいですね。古生物学者である私自身も化石記録の中の祖先たちの型を見分けるのに、理性的問題が働くのは拒めません。“少なくとも化石層の中の変化して行くそれぞれの種類を表示するべきだ”とあなたは言いますが、はっきり言ってそのような化石はありません。²

¹ コリン・パターソ¥ン、個人的会話、ルーサー・サンダーランド、不可解なダーウィン説：化石とその他の問題、4th edition, 1988, 88-90。
² 同ページ。
³ 進化論、vol. 28, 467。
⁴ ニールソ¥ンが引用した人類以前の地球p. 51。
⁵ ¥"人間は偶然に現れたのか,¥"　ニュースウィーク誌、11月３日、1980年。